ゆとりたいむ

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【小説】読みやすい!おすすめのディストピア作品を紹介!

皆さんは「ディストピア小説」知っていますか?
知ってる!マッドマックスでしょ! 残念!違います。

ディストピアとは理不尽な価値観や秩序に支配された社会のことをいいます。最近、世界情勢の変化による影響で、こういった小説に再び注目が集まっています。


gigazine.net



そこで今回は、僕がおすすめする「ディストピア小説」を紹介したいと思います。

なるべく読みやすい作品を紹介していくので、気になったら是非チェックしてみてください。
 ※随時更新 



一九八四年 / ジョージ・オーウェル


一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)




ビック・ブラザー」の率いる党が支配する全体主義国家。絶対的な忠誠を求める体制に不満を持つ主人公が、同じ考えを持つ女性と恋に落ちたことで、党の支配に疑問を抱くようになり・・・というお話。


ディストピアの代表的な作品で、憎悪や恐怖が人間を支配する世界を描いています。 この世界では党が「二分間憎悪」という洗脳や「二重思考」を強制するなど、あらゆる手段で国民を統制・管理しています。


僕は暗めの作品が好きなんですが、その中でもこの作品はダントツで面白いと感じました。舞台は近未来ですが、設定に現実味があるので非常に考えさせられます。


同氏の「動物農場」も有名なディストピア作品として知られており、こちらもおすすめです。

動物農場〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

動物農場〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)




わたしを離さないで / カズオ・イシグロ


わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)



作者を見て日本の小説だと思った皆さん。実は、カズオ・イシグロはロンドン在住の日系イギリス人作家。なので海外文学にあたりますね。


ヘールシャムと呼ばれる施設で、「提供者」と呼ばれる人たちを介護する主人公のお話。


この作品を一言で表すなら「憂鬱」。最初はディストピア作品特有の暗さを感じないので
あれ?となるんですが、実はかなり残酷なお話だったりします。

生命について考えさせられる作品です。


※読んだ後に、憂鬱さが抜けないんだけど!って人は同氏の短編集「夜想曲集」を読むといいんじゃないかな(無責任)

夜想曲集 (ハヤカワepi文庫)

夜想曲集 (ハヤカワepi文庫)





ハーモニー / 伊藤計劃


ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)



アニメ化プロジェクト「Project Itoh」で知られる3つの作品の内のひとつ。虐殺器官の後の世界を描いています。

timeofyutori.hatenablog.com



大災禍と呼ばれる混乱の後に人類が築いた、医療福祉社会。主人公は優しさが溢れるこの世界で、かつて自殺をした親友の影を感じ、後を追う・・・


この作品、文章中に「etml言語」という独自の言語が散りばめられていて<part:number=01>←こういった表現が独特の雰囲気を醸し出しているのが面白いです。


この表現にもしっかりと意味があるので、最後まで読むと理解できるようになっています。


見方によってディストピアともユートピアとも取ることができる作品です。 ジョージ・オーウェルの1984年を表すのが「憎悪と恐怖」なら、ハーモニーは「優しさ」だと言えるでしょう。

憎しみとは正反対の「優しさ」という究極の状態を選んだ人類がどのような結末を迎えるのか。人の意識はどこに存在するのか。 是非、その目で見届けてみてください。


アニメ映画にもなってます。
内容はほぼ同じですが、結末における主人公の感情部分に違いがあるので、興味のある方は是非。

ハーモニー [Blu-ray]

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新世界より / 貴志祐介



新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(上) (講談社文庫)




舞台は1000年後の日本、縄で囲まれ「穢れ」から守られている神栖66町という集落。念動力を手にした人類は、バケネズミという生物を使役しながら平和な暮らしを送っていた。
主人公はそこに住む子供たち。念動力を磨き、毎日に希望を抱いて生きてきた彼らは、ある出来事により隠された真実を知ることに。


「悪の教典」や「黒い家」で知られる貴志祐介氏のSF作品で、第29回日本SF大賞を受賞。2012年にアニメ化もされていて、こちらも良くできています(僕はこれで種田ファンに)

中世の長閑な農村風景を思わせる世界の中で、理想の暮らしを送っているように見えるんですが、実はこの世界の子供には思考の自由がなく、厳重な管理されています。しかしその事実に気づくことはなく…こういった部分がとても怖い!
なにより、その真実に気づいてから展開される話がとても壮大で引き込まれるので、僕は中、下巻ともに一気に読み切ってしまいました。
科学技術の代わりに「呪力」という力が利用されている設定も珍しいですね。


三巻構成の長編なので、「読み切るまで自信がないなぁ」という方はアニメの方をお勧めします。

「新世界より」 一 [Blu-ray]

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いかがでしたか?



今回は読みやすい!と思ったおすすめのディストピア小説を紹介してみました。


記事は随時更新していくので、気になった作品はぜひチェックしてみてださいね!

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